30代の医学部学士編入 独学ハック術    〜勉強法とゴロ語呂合わせのブログ〜 

医学部学士編入を半年・独学・働きながら合格(ハック)した術を綴ります

ナチュラルキラー細胞とナチュラルキラーT細胞とキラーT細胞 〜紛らわしい生命科学用語〜 お笑いとの関連も!?

生命科学初学者(学士編入合格までの半年間のみ勉強)の私が、初学者から見て紛らわしいなぁと感じた用語を綴ります。

 

まず、タイトルの3つの用語は、言い換えがたくさんあるので並べときます。

 

ナチュラルキラー細胞=NK細胞

ナチュラルキラーT細胞=NKT細胞

③キラーT細胞=Tc細胞=細胞傷害性T細胞

※どの呼び名もよく見かけますが、③のうち、キラーT細胞は古い呼び名で、2022年現在ではTc細胞や細胞傷害性T細胞という呼び名が主に使われているようです。

 

違うものが3種類あり、それぞれに複数の呼び名があるので、初学者は絶対混乱しますよね。。。

 

次にそれぞれの大まかな意味もまとめておきます。

共通点としては、全て免疫を担う白血球の一種であるということです。大まかな違いを見ていきましょう。

 

ナチュラルキラー細胞=NK細胞

自然免疫の担当細胞、つまり、ウィルスや細菌が侵入した際に最初にやってきてくれて、攻撃してくれる細胞の1つです。※自然免疫の自然→ナチュラルと覚えてます。

ちなみに、笑うと、このナチュラルキラー細胞が増えるという論文が出ています。

よく笑ってると、風邪とか罹りにくいと思いませんか?私は思います(断言)。

 

ナチュラルキラーT細胞=NKT細胞

ナチュラルキラー細胞かつT細胞という、多機能の凄そうな細胞です。TCRという、T細胞が持つ受容体を持っています。

他の2つに比べると、学士編入試験での登場頻度は低めです。

 

③キラーT細胞=Tc細胞=細胞傷害性T細胞

この細胞は、自然免疫でなく、獲得免疫(適応免疫)で主に働く細胞です。学士編入試験問題での登場頻度は、①-③の中で最頻です。

獲得免疫は、自然免疫の後、少し時間経った後に始まる応答で、記憶された病原体(つまり、一度目ではなく、二度目以降の侵入をしてきた病原体)に対しての攻撃です。

※獲得免疫は、2つに大別でき、主にウィルスに対する応答である細胞性免疫と、主に細菌に対する応答である液性免疫に分けられます。Tc細胞は前者の細胞性免疫を主に担当してます。

 

まとめ、以上です。。。

 

(PS)今日も私はM1を見かえして笑い、NK細胞を増やし、抵抗力高めます!(何の宣言?)