生命科学初学者(学士編入合格までの半年のみ学習)の筆者が、初学者ならではの感覚で、紛らわしいと感じた生命科学用語を紹介します。
今回は、①ラングハンス巨細胞と②ランゲルハンス細胞と③ランゲルハンス島です。
全て人名が付いてる用語ですが、①と他二つでは、名前が違いますね。
①はラングハンスさん、②③はランゲルハンスさんです。超絶紛らわしいですが、別人です。どちらもドイツにゆかりのある人物らしいです。日本でいう、竹下さんと竹之下さんみたいな名前の関係なんですかね???
さて、それぞれの用語の意味を超ざっくり纏めておきます。
①ラングハンス巨細胞
マクロファージの集合体で、肉芽腫に見られる。この細胞の存在は結核などを示唆する。
※学士編入登場頻度 : 低
②ランゲルハンス細胞
上皮に見られる樹状細胞
※学士編入登場頻度 : 低
③ランゲルハンス島
膵臓に島状に分布している構造で、ホルモン(インスリンやグルカゴンなど)を分泌する内分泌腺が存在
※ちなみに、島の周りの海状構造は、消化酵素(膵液アミラーゼなど)を分泌する外分泌腺が存在
※村上春樹著の『ランゲルハンス島の午後』なるエッセイがあるそうです。ただし、人体のランゲルハンス島とは関係なく、響きが良いから使用したとか。。。
※学士編入での登場頻度 : 超高
学士編入試験対策としては、登場頻度の高い③のみ深く理解して、①②はざっくり理解すれば問題ないと思います(*⁰▿⁰*)
PS てか、ランゲルハンスさんて業績あげ過ぎですねー。。。数学・物理界のオイラーさんみたいに、登場し過ぎで、学生から嫌われてるかもしれませんね。