30代の医学部学士編入 独学ハック術    〜勉強法とゴロ語呂合わせのブログ〜 

医学部学士編入を半年・独学・働きながら合格(ハック)した術を綴ります

ドミソの和音が心地良い理由

学士編入の物理の出題範囲は、高校物理〜大学1,2年の物理です。なので、波動も範囲内で、弦の振動問題も度々見かけました。

 

昨年の夏、弦の問題を解いて一息ついた時、子供の頃習い事でしていたピアノ(全く上達せず)のことを思い出しました。そして、ドレミファソラシドって、どういう風に決まるんだ?ドミソって何で心地良いんだ?と疑問に思い、調べてみました。

その時分かったことを、簡単に書きたいと思います。

 

・ピアノの1オクターブは、振動数が2倍違うことを示す。真ん中のラは440Hzで、その1オクターブ高いラは880Hz、逆に1オクターブ低いラは220Hz。※振動数が大きいほど、高い音です。

 

・ピアノの鍵盤は1オクターブの範囲内で、鍵盤が12個ある(ドレミファソラシの白鍵盤が7個、シャープ・フラットで表される黒鍵盤が5個)。

各鍵盤の振動数Hzは等比数列になっている。つまり、ドの次のド♯は、ドの2^(1/12)倍の振動数を持つなど、どの鍵盤の振動数も、1つ前の鍵盤の振動数の2^(1/12)倍である。これが12回繰り返されると2倍になり、1オクターブの違いになる。

 

・ドミソ、ドファラ、シレソなどは、周波数が整数比に近く、心地よく聞こえる。実際確かめたところ、下表のように、おおよその振動数比が、ドミソは4:5:6、ドファラは3:4:5、シレソは5:6:8でした!

 

音名 振動数比 ドミソ ドファラ シレソ
0.94     5
1.00 4 3  
ド# 1.06      
1.12     6
レ# 1.19      
1.26 5    
ファ 1.33   4  
ファ# 1.41      
1.50 6   8
ソ# 1.59      
1.68   5  
ラ# 1.78      
1.89      
2      

 

・ドから初めて、整数比になりやすいものを集めると、ドレミファソラシドとなる。(ドを用いたドミソ、ドファラ、及び左記に登場したソを用いたシレソといった感じでしょうか)

 

PS

習い事でピアノを教えてもらう時、こういった理論的なことも、ごくごく簡単にでいいから私は教えてほしかったです。まぁ、手技が下手なので、どの道ピアノは上達しなかったかもしれませんが。。。