30代の医学部学士編入 独学ハック術    〜勉強法とゴロ語呂合わせのブログ〜 

医学部学士編入を半年・独学・働きながら合格(ハック)した術を綴ります

扁桃(腺)と扁桃体 〜紛らわしい生命科学用語〜

扁桃という食べ物、ご存知ですか?

 

私は最近まで知りませんでした。扁桃は、アーモンドの漢字表記のようです。

 

さて、この扁桃がつく生命科学用語が私の知るだけでも2つあり、全然違う部位の用語です。

 

1つは扁桃(腺)で、もう1つは扁桃体です。どちらも形がアーモンドに似てることから、名付けられたそうですが、ややこしいですよね。。。後に名付けた人は気を遣って、違うネーミングしてほしかったです(*´Д`*)

 

この2つの生命科学用語の意味を簡単にまとめておきます。

 

扁桃(腺)

咽頭(のどの上部)にある免疫器官です。口を開けた時、のどちんこ(口蓋垂)の両側に見えるやつは口蓋扁桃で、扁桃の1つです。

免疫細胞が多く、病原体に対して防御機能を果たします。一方で、病原体の巣にもなりやすく、扁桃炎が起こることもあります。

扁桃腺は、日常用語としても使いますよね。厳密に言うと腺ではないので、生命科学用語としては扁桃が正式名称になっているようです。

 

扁桃体(扁桃核)

脳にある器官で、場所は大脳側頭葉の内側、海馬の近くに位置しています。情動に関わる器官で、特に恐怖や不安を感じると活性化されることが知られてます。

※こちらは日常用語では、まず出てきませんね。学士編入試験では出ることがあります。