私の周りでは、2月にしてインフルエンザが流行ってます。
インフルエンザウィルスは湿度を嫌うので、対策の一つに加湿がありますね。
ところで、加湿器の湿度表示は通常、相対湿度で表示されてます。
相対湿度の定義は、
空気中に存在する水蒸気の量を、同一温度で飽和状態にさせるのに必要な量に対する割合(%RH)で表したもの
(出典https://www.vaisala.com/ja/blog/2020-11/relative-humidity-what-it-and-why-it-important)
ということは、低温では飽和状態の水蒸気量も少ないので、低温ではマックス湿度100%でも、インフル対策にはならないんじゃね?
と疑問に思いました。
ネットで調べると結構出てきますね。概ね上記推定は合ってるようです。
例えば、以下リンクの5ページ目の表とかすごく分かりやすいです。
https://www.aandd.co.jp/pdf_storage/tech_doc/sp/t_volumetric_humidity_211206a.pdf
表から読み取れることは、以下のことがあると思います。
・気温25度→湿度50%以上でインフルエンザウィルスが繁殖しにくい。
・気温20度→湿度65%以上でインフルエンザウィルスが繁殖しにくい。
・気温12度→湿度100%でもインフルエンザウィルスが繁殖しやすい。
つまり、12度の部屋では、加湿器をガンガンに稼働させたり、濡れタオルを干しまくっても、インフルエンザ対策には効果的でないと言えると思います。
一方、気温20度で湿度65%は効果があるということですが、これなら実現できそうですね。
以上、インフルエンザ対策には、加湿すると同時に、部屋を暖かくした方が良いと思われます、というお話でした。