今日は紅葉を見にいきました。歳をとったのか赤や黄色の葉を見ると綺麗で心地よいと感じるようになり、ここ数年色んな所へ行っています。
紅葉を見ながら、甘酒を飲み、猿回しショーも見れてなかなか良い1日でした(^^)
さて、紅葉で、葉っぱが緑から赤や黄色に変わる原理を、私が理解してる範囲で超ざっくり書いておこうと思います。
学士編入の問題では、植物の問題が出ることは少なめで、紅葉の問題も見たことはないのですが、光合成と少し関わりますし、季節的にはタイムリーなので綴ります。※光合成の問題は割とよく見かけます
一言で言えば、クロロフィルという緑の色素を、落葉前に葉っぱから枝や幹に戻して、利用するためです。
クロロフィルは、光合成に必要な色素で、夏の日照時間が長い間は葉っぱに存在し、光合成を担っています。しかし、冬が近づくと日照時間が短く、葉っぱを出して光合成でエネルギーを作っても採算がとれません。そこで落葉樹は、冬の間は葉っぱを落とす戦略をとっています。
ここで、葉っぱを落とす時、緑の葉っぱのまま落とすのはもったいないのです。クロロフィルという貴重な資源は、枝や幹に回収するのです。こうして、緑の色素がなくなった葉っぱは、赤や黄色に色を変えるというわけです。
紅葉も、木の巧妙な戦略の表れであると捉えると面白いですね。