30代の医学部学士編入 独学ハック術    〜勉強法とゴロ語呂合わせのブログ〜 

医学部学士編入を半年・独学・働きながら合格(ハック)した術を綴ります

鹿って馬でしょ? 〜子どもの頃勘違い?を生物学的分類から検証してみた〜

お題「子どもの頃に勘違いしていた、ちょっと恥ずかしいこと」

このお題を見て昔の記憶を思い出しました。

 

小学1〜2年生くらいの頃、自分の家族と友人の家族で、キャンプに行ったとき、鹿の肉が食べれレストランに行きました。

 

食事をしながら、みんなで話していた際に、私は自分の中では確信に満ちながら「鹿って馬でしょ?」と周囲の大人達に聞きました。

しばらく沈黙が流れ、大人の1人がフォローのためか、「冗談で言ってるんでしょ?」と言ったので、私は「鹿が馬と違うのは分かってる。鹿は、馬というグループの一員だよね?」的な説明を拙い言葉で言いました。

説明の主旨が伝わったのか伝わってないのかは分かりませんが、最後、友人のお母さんに、「○○(筆者の名前)ちゃん、馬鹿?」と言われ、笑いが起こり、この話題は終わりました。

 

幼い私は傷ついたとまではいかないですが、内心「そんなにおかしいこと言ってないだろ。鹿と馬って似てるところもあるし。」とモヤモヤが残りました。

少し経って、馬鹿の語源が、『馬と鹿の区別を知らない者』説があり、笑われた原因はこれか、と思いました。ただ、鹿が馬グループの一員である可能性はあるんじゃないかという思いは残りました。

 

さて、時は経ち、去年、学士編入の勉強している際に生物の分類方法として、界-門-網-目-科-属-種で分類することが多いことを知りました。

 

ヒトなら、

動物界-脊椎動物門-哺乳網-霊長目(サル目)-ヒト科-ヒト属-ヒト

となります。

 

テナガザルなら、

動物界-脊椎動物門-哺乳網-霊長目(サル目)-テナガザル科-テナガザル属-シロテテナガザル(など)

となります。

 

ヒトもテナガザルも同じ霊長目(サル目)で、ある意味サルグループの一員と言えますね。

 

また、ライオンはネコ科ヒョウ属ですので、ネコグループの一員と言えると思います。

 

それなら、鹿も馬グループの一員の可能性もワンチャンあるっしょと思いました。。

 

「幼い頃、大人達に笑われた俺の無念を晴らしてやる(*´Д`*)」

「生物学的に見れば俺の方が正しいことを証明してやるぜ(*´Д`*)」

 

と屈折した対抗心を原動力として、馬と鹿の生物学上の調べてみました。

 

馬(ウマ)は、

動物界-脊椎動物門-哺乳網-奇蹄目(ウマ目)-ウマ科-ウマ属-ウマ

 

鹿(シカ)は、

動物界-脊椎動物門-哺乳網-鯨偶蹄目(鯨ウシ目)-シカ科-シカ属-ニホンジカなど

 

この分類見ると、馬と鹿は哺乳類(哺乳網)という分類では同じですが、それより下位の分類では違うよですね。。。

 

どうやら、幼い頃及び現在の私は、馬鹿であることが証明されたようです。。。

(完)

 

では悔しいので、

もう少し食い下がって調べてみました。

 

分類をよくよく見直してみると、ウマは奇蹄目、シカは偶蹄目ですね。つまり蹄(ひづめ)の数が、ウマは奇数、鹿は偶数のグループ(目)に所属してますね。

なんだ、これなら蹄を持つ上位グループもありそうだ、ということで調べたら、ありました。その名は有蹄類、、、そのままのネーミングですね。

 

有蹄類という意味では、馬と鹿は同じグループです。有蹄類は奇蹄目と偶蹄目の2つのみに分かれます。

奇蹄目は、現在種類が少なくなっており、ウマ科、サイ科、バク科の3つの科のみのようです。ちなみに、ウマ科には、ロバやシマウマが含まれており、『ロバって馬(グループ)でしょ?』ならほぼ正解のようでした。

偶蹄目は、色々おり、鹿の他に、牛、ラクダ、キリン、豚、イノシシ、鯨まで含まれるようです。そういう意味では、『鹿と牛って同じグループでしょ?』も正解だったようです。

 

小学1年生の私も、上記のようなことを想定して、大人に質問していました。ただし、うまく伝えられなかったせいか、まさに馬鹿呼ばわりされるという災難に見舞われました。

馬と鹿の関係は、上記のように、近いグループに所属している関係で、有蹄類という括りでは同じグループにもくくれます。

ただ、世間を渡っていく上では、『鹿って馬でしょ?』に類するフレーズは口に出さないことをお勧めします。(^◇^;)