30代の医学部学士編入 独学ハック術    〜勉強法とゴロ語呂合わせのブログ〜 

医学部学士編入を半年・独学・働きながら合格(ハック)した術を綴ります

アルコール度数の高い酒は食道がんのリスクを高める!?

世間話で聞いた話をネットで調べたら、どうやら本当っぽいという話です。

 

とある帰り道で、後輩から聞いた話。

後輩『ウォッカとかウィスキーとか、喉が焼けるような酒って、食道がんのリスク高めるらしいっすよ。』

 

ワテ『都市伝説ちゃうの?(*´∇`*)』

 

後輩『そうかもしれないっすね』

 

 

後輩と別れた後、一応ググってみると、たくさん出てきました。

 

例えば、

https://www.sakekaitori.com/knowledge/20211006-high-alc/

 

結論を言うと、確かに高アルコール濃度の酒や熱い食べ物は、食道がんリスクを高めると見られているようです。

 

カニズム概略としては、以下が私の認識です。

酒を飲み、喉が焼けるように感じるということは、粘膜が損傷している

粘膜の修復頻度が増える

修復エラーが起こり、がんになる確率も増える

 

 

この理論が正しいとすると、人生のある時期、中国の危険な酒『白酒』を、(不本意ながら)飲む機会が多かった私は、確実に食道がんリスクを高めました。。。

桿・漿・膠・癌・嚢・蠕 読める?書ける? 〜生命科学の難読漢字〜

今週のお題「かける」にちなんで、こんな漢字『書ける』か!と感じた、生命科学に出てきた漢字を紹介します。

 

画数の少ない順に紹介していきます!!

 

●桿(10画数)

読み:かん

登場する用語:桿体細胞(かんたいさいぼう)、桿菌(かんきん)

漢字のイメージ:棒状

 

 

漿(15画)

読み:しょう

登場する用語:血漿(けっしょう)

漢字のイメージ:液状

 

 

●膠(15画)

読み:こう

登場する用語:膠原繊維(こうげんせんい)、膠原病(こうげんびょう)、神経膠(しんけいこう)

漢字のイメージ:ゼラチン、にかわ、ねばりつく

 

●癌(17画)

読み:がん

登場する用語:胃癌(いがん)など多数

イメージ:言わずもがなですね。

※『癌』と『がん』は、正確に言うと異なる意味のようです。別の記事で書こうと思います。

 

●嚢(18画)

読み:のう

登場する用語:胆嚢(たんのう)、ボーマン嚢(ぼーまんのう)、胚嚢(はいのう)

漢字のイメージ:ふくろ

 

 

●蠕(20画)

読み:ぜん

登場する用語:蠕虫(ぜんちゅう)、蠕動運動(ぜんどううんどう)

イメージ:うごめく、はう

 

 

以上です!!

読めますか?書けますか?

書ける方は尊敬します。

 

正直、医学部学士編入試験対策としては、読めて、漢字のイメージがつかめとければ、書けなくても問題ないと思います!

私は癌以外書けませんが、一応合格できました(^◇^;)

まぁ、書けた方が、記述式で文字数を節約できるので、書けるに越したことはないと思いますが、必須ではないと思います。

 

 

PS

漿、膠、嚢って、目がチカチカするレベルに詰まってませんか??

(ほぼ)連続100記事達成 ~曲がりなりにも書けた理由~

この記事で、本ブログ100記事目になります!!

 

本ブログは、昨年2022年11月22日に開設し、74日目になります。

開設から今日まで、1日だけを除いて全ての日に投稿しました(開設してから少し経った頃、予約投稿の日を間違えて、1日だけ未投稿になってしまいました(^^;)。

 

記事の内容としては、語呂合わせが48記事と断トツで最も多く、他に解説記事や勉強法やはてなブログ今週のお題に沿って日々の雑感などを書きました。

 

これまで、1750強アクセス、677はてなスター、57名の読者登録、3ブックマークしていただきました!拙い記事なのに本当にありがたい限りです!!この場を借りて感謝申し上げます!!

 

ブログ開設前は淡々と書いていくつもりでした。というのも、医学部入学までの日々で、学士編入試験対策で勉強した知識(特に生命科学)を忘れてしまわないようにするためにも、日々ブログに書いておこうと思ったからです。

ブログを始めてみると、アクセスやはてなスターや読者登録やブックマークにかなり喜んでいる自分がいることに気付きました。自分にも承認欲求のようなものが結構あるんだなぁと実感しました。

 

さて、曲がりなりにも100記事をほぼ連続投稿できた理由を考えてみました。

それは、最初から『100記事書いてやる!』と強く決意したのではなく、『今日1日だけでも1記事書こう!』というのを、繰り返したのが良かったのではないかと思ってます。

1回駄文を書くのはハードル低いのでどうにかできます。一方、100記事書こうと思うと心理的ハードルはだいぶ高いです。

 

私は性格的に、達成が難しい(例えば成功確率10%以下)目標を掲げると、やる気が燃え上がるのではなく、無理そうだなと萎縮しがちです。それより、70%くらいはできそうだな、という小さなマイルストーンを着実にこなす方が性に合ってます。

 

こんな性格なので、ブログも、今日低いクオリティでも1記事書いたら合格として、書いてきたのが、結果的に100記事ほぼ連続投稿できた理由かなと思いました。

 

PS

そういえば、薬物中毒になった人が、薬物をやめるコツも、これと似ていて、今日1日だけ止めようを死ぬまで繰り返していく心持ちが効果的だそうです。。。

 

※偶然、今週のお題「かける」にも当てはまりました。ブログを連続で「書ける」という意味でです。

アデニル酸シクラーゼの名前と発音(に怒り心頭)

とある生命科学用語の名前と発音が、その用語を分かりにくいものにしており、怒りを覚えた話です。

 

その生命科学用語は、『アデニル酸シクラーゼ』です。

 

アデニル酸シクラーゼとは、酵素の一つで、ATPからcAMP(サイクリックAMP※1つ前の記事でも紹介)に変換する反応を触媒します。

 

アデニル酸シクラーゼと言われると、ぱっと見では何のことか分かりにくいと思います。cAMPと関係していることもわかりにくいです。しかし、少し言い換えるだけで、一目瞭然になりすます。

 

●分かりやすくする言い換え①  アデニル酸→ AMP

アデニル酸=AMP(アデノシン1リン酸)です。生命科学の参考書では、ほとんどAMPで記載されてるのに、なぜかアデニル酸シクラーゼの時は、アデニル酸を使っています。

個人的には、まず、一つ目の分かりにくさ解消のため、アデニル酸シクラーゼ→AMPシクラーゼにしたら良いのにと思ってます(^◇^;)

 

 

●分かりやすく言い換え② シクラーゼ→サイクレース

酵素の英語は末尾がaseで終わります。英語発音ではエースと発音しますが、カタカナ表記ではアーゼです。

例えば、唾液の中に含まれるアミラーゼは、英語で書くとamylaseで、英語発音はアミレースです。(個人的にはややこしくて、勘弁してくれと思いましたが、アーゼはドイツ語発音に由来するようなので、仕方なさそうです)

さらに、今回のテーマのシクラーゼについては、英語で書くとcyclaseで、英語発音はなんとサイクレースです!!!(*´Д`*)

英語発音→カタカナ表記の違いは、レース→アーゼの他に、サイク→シクにもあります。

英語発音のままサイクレースにしてくれれば、どんなに分かりやすかったか。。。サイクレース(又はサイクラーゼ)なら、サイクル(環)やサイクリック(環状)に関係あることが一目瞭然だと思うのです。

 

 

まとめますと、

アデニル酸シクラーゼを分かりやすく、同じ意味の言葉で言い換えると、AMPサイクレースになります。AMPサイクレースと言われたら、サイクリックAMPを作る酵素だなぁと、一目瞭然に分かりますよね??

 

以上、とあるおっさん(筆者)が、世界の片隅で勝手に怒りを覚えた話でした。。。

cDNAとcAMP 〜ややこしい生命科学用語〜

生命科学初学者(医学部学士編入試験合格までの半年間のみ学習)の筆者が、初学者ならではの感覚で、分かりにくかった生命科学用語を綴ります。

 

今回はcDNAとcAMPについてです。

私が用いた生命科学の参考書では、何の説明もなく、cDNAやcAMPが使われており、当初困惑しました。ググれば良かったのかもしれませんが、辞書的な参考書の索引にも載っておらず、調べるのに苦労しました。

また、最初に付いている小文字のcの意味が、それぞれ異なっており、片方のみを知っていると、もう片方の意味を誤解する恐れがあり、注意が必要です。

 

それぞれの言葉の意味をまとめておきます。

①cDNA

cはcomplementary(相補的)の略で、相補的DNAとも呼ばれます。

cDNAは、mRNAから、逆転写酵素を用いた逆転写反応で得られる、二本鎖DNAです。よって、元のDNAとは異なり、イントロンは含まずエキソンのみから成ります。クローニングなどに用いられます。

 

②cAMP

cはcyclic(環状の)の略で、サイクリックAMPという読み方です。

cAMPは、AMP(アデノシン1リン酸)のリン酸部分が環化したものです。セカンドメッセンジャー(受容体に神経伝達物質が結合したことを感知して作動する、別の神経伝達物質)として働きます。

 

※※cAMPをつくる反応を触媒する酵素アデニル酸シクラーゼと言いますが、この酵素のネーミングとカタカナ表記の分かりにくさに、(勝手に)怒りを覚えているので、それについて次の記事に書きます。。。