30代の医学部学士編入 独学ハック術    〜勉強法とゴロ語呂合わせのブログ〜 

医学部学士編入を半年・独学・働きながら合格(ハック)した術を綴ります

解糖系と解糖の違い 〜紛らわしい生命科学用語〜

生命科学初学者(学士編入合格の半年のみ学習)の筆者が、初学者ならではの感覚で、紛らわしいなぁと思った生命科学用語を紹介します。

 

今回は、「解糖系」と「解糖」です。この2つ、「系」があるかないかだけの違いですが、意味が異なります。。。完全にトラップですよね。

登場頻度は「解糖系」の方が10倍以上高いイメージですが、「解糖」もそれなりに登場します。

 

それでは、2つの意味の違いをまとめておきます。どちらもグルコース代謝に関わる用語です。

 

解糖系

グルコースがピルビン酸に酸化される過程のこと。

 

解糖

解糖系で得られたピルビン酸が、酸素の無い条件で、動物細胞において、乳酸に還元される反応のこと。

※解糖の別名は嫌気呼吸です。こちらの方がよく使われます。

※酸素のある場合、解糖系の後、解糖の代わりにTCA回路へと進みます。

※植物細胞や酵母では、酸素の無い条件では、解糖の代わりにアルコール発酵が起こり、ピルビン酸はエタノールに還元されます。

 

以上です!!!